ミューズリーの発祥と歴史を探る!

875f89438afb5cdaf52737cd99b3130c_s

ミューズリーの発祥はスイスです。

正しい表記はMüesli。uの上に「点々」が付いているのがドイツ語(正確にはスイスドイツ語)っぽいですね。

スイス発祥というだけで、なんとなくオーガニックで健康によさそうなイメージを持ってしまいますが(笑)、ここではミューズリーがどんな風にして生まれたのか、そして世界中で親しまれるようになったのか、その起源を詳しく見ていきたいと思います。

ミューズリーの起源

もともとは、アルプスの山岳地帯で羊の放牧などをしている人たちが、山での携帯用の食事として食べていたものが起源のようです。アルプスの少女ハイジに出てくるペーターみたいな人たちですね。押し燕麦(エンバク)にナッツなんかを混ぜ合わせたもので、当然その時点ではただの携帯食でしかなく、名前もついていなかったようです。

この山岳放牧用携帯食に目を付けたのが、スイス人のお医者さんであるマクシミリアン・ビルヒャー=ベンナーという方です。

1900年頃、生の果物と野菜が療養に必須であると考えたスイス人医師マクシミリアン・ビルヒャー=ベンナー(英語版、ドイツ語版)が、自身の経営するサナトリウムの患者のためにミューズリーを考案した。ビルヒャー=ベンナー夫妻がアルプス山脈を登山した折りに食べた、山岳放牧の牧童の間に伝わる伝統的な食事から発想を得たとされる。

引用元:wikipedia「ミューズリー」

サナトリウムの患者用に考案したとありますので、もともと療養食ということになります。それだけ栄養価が高いということでしょう。

もっとも、この段階でもまだ「ミューズリー」と名づけられておらず、ただの「食事」と呼ばれていたそうです。主に未調理の押しエンバクを水でふやかしたものに、コンデンスミルクやフルーツなどを加えるという食べ方でした。

療養食からヘルシーフードへ

そんな病人向けの食べ物でしかなかったこの名もなき「食事」は、その後1960年代のベジタリアンブーム/健康ブームで、欧米で一気に注目を浴びることになります。商品として普及したのはこのころからでしょう。

一番最初の起源であるアルプス山脈の食事と比べると、今の商品化されたミューズリーはずいぶん食べやすくなっているはずです。

名前の起源

ミューズリーという名前は、なんとなく語感が爽やかな感じがして響きがいいと思うのですが、その本来の意味は「おかゆ」系のドロドロした食べ物のようです。

その名ミューズリー (Müesli) は、「シチュー」や「粥」などを意味するスイスドイツ語の Mues に縮小辞 -li がついたものである。

引用元:wikipedia「ミューズリー」

たしかに、水に浸したりミルクなどでふやかして食べるのが主流なので、そうすると西洋のおかゆっぽい感じになります。

日本でのミューズリー

日本にミューズリーが入ってきたのはいつごろでしょうか。エンサンクジャポンという会社が販売しているミューズリーシリーズ(フランス産)は、2003年~2004年ごろから日本で販売を始めたそうです。西本貿易株式会社が日本で販売しているカントリーファームの「フルーツナッツミューズリー」も同じくらいの時期だそうです。

2000年代初頭と言えば、当時日本で何度目かの(5度目くらい?笑)健康志向ブームがあったころと記憶しています。サーフィン(特にロングボード)なんかも流行って、ナチュラルフードとかオーガニックとか、そういうキーワードが街にあふれていたのが2000年前後でした。日本でロハス(LOHAS)が流行りだしたのもこのころですから、ちょうどこの時期にミューズリーが知られるようになったとしてもおかしくないですね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする